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2009年 03月 05日

誤算

誤算_b0040742_2312490.jpg
廃屋になったこと
そして次なる誤算
再び人が来るようになったこと

うれしい誤算
生きながらえた




誤算_b0040742_2323773.jpg
映画「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」のロケ地となった
細倉鉱山の旧佐野住宅(宮城県栗原市)です。

撮影地を開かさないのがこのブログですが、今回は特別。
1枚目は実際に使われていた住宅、2枚目は映画のセットに取った張りぼてでしょうね。
映画封切りの折、脚本が好きな松尾スズキだったことで、みたい気持ちもあったのですが、
どうも映画館の客席では場違いではないかと躊躇して見逃してしまいました。
原作本も読んでいませんし、DVDで見てもいませんから、どんな小説か、映画かは分かりません。
でもここを訪ねたとき、映画を見てどんな風景が映し出されているのか確かめたくなりました。

ここは取り壊さずに残っていたことで、息を吹き返しました。
壊してしまえばもう取り返しがつきません。

以前、丸ビルが建て替えられた直後に行った東京丸の内。
東京駅の目の前にあった東京中央郵便局は、丸ビルが新ビルになっていただけに
東京駅丸の内口を出て駅前を見たとき、いとおしく感じました。
そのころから東京駅舎の復元と同時に東京駅周辺の再開発計画が出ていたので、
取り壊しの話も聞こえてきていました。壊さないで済む方法はないかと思ったものです。

丸の内地区にも日本の近代化から経済成長期にかけて建てられた価値ある建物がまだ
残ってはいますが、すでにファザード保存などをしながら高層化しているビルがあちこちに。
まるっきり消滅させるよりは、ましとはいえ、全景を見ると痛ましさを感じてしまいます。
鳩山総務相は個人的にいい印象はないのですが、今回は残るなら応援したいです(笑)

by ko_morebi | 2009-03-05 23:14 | 建物


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